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家紋からはじまる、小さなまちの物語


――塚の垰アーチェリーと西条のこと


広島県東広島市・西条町。

冬の空気はすこし冷たくて、息を吸うと胸の奥まで澄んでいくような場所です。

酒蔵の白壁と、どこか懐かしいまち並み。井戸から湧く水の音。そして、昔から大切に守られてきた家紋。

家紋は誰かの「もの」ではなく、家族の記憶そのものです。父から息子へ、母から娘へ、自然に伝えられていくもの。気づくとそこにあり、ふと見上げると安心するような存在です。


塚の垰アーチェリーのロゴは、土地所有者の家紋をもとに作られました。伝統的な形をそのまま生かしながら、弓のモチーフをそっと重ねています。新しいことを始めるときに「これまで」を忘れない――そんな気持ちが込められています。


西条は、昔と今が同じ場所にいるまち


良質な水と清らかな空気に恵まれていて、酒造りの文化は今もまちの暮らしに溶け込んでいます。「日本三大酒どころ」と呼ばれる歴史は、香りや風景のなかにずっと残っています。

それだけではありません。

西条には大学や研究機関があり、3つの国史跡もあります。新しい学びと古い記憶が、一緒にここに暮らしています。

そんな土地に生まれた「塚の垰アーチェリー」は、地域に開かれた場所でありたいと願っています。誇りや歴史を背負うのではなく、そっと寄り添うかたちで。


ロゴが伝えてくれること


このロゴは「ただのマーク」ではありません。世代を超えて受け継がれてきた家紋に、未来への一歩を重ねたものです。


・はじめて訪れる人の目に留まる

・地元の人がちょっと誇らしくなる

・子どもたちの記憶にそっと残る

・観光や地域づくりのきっかけになる


そんな存在になれたら、と願っています。

伝統を守ることと、新しいものを始めることは、じつは遠くありません。

この西条という町がそうであるように…

塚の垰アーチェリーも、過去と未来を結ぶ場所になれたらいいなと思っています。


tsukanotaoarchery

 
 
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